BMW史上初となるオーバー100馬力のパワーユニットを搭載。エンジン、フレーム、サスペンション、環境テクノロジーなど、当時の最先端技術をふんだんに盛り込み、それら全てが新開発となっていた。従来の常識を覆す画期的な車体構成は他メーカー・モデルとは一線を画すもので、さらにこれまでのBMWイメージとはまったく異なる攻撃的なスタイリングで、自らの殻を打ち破るメーカーの姿勢が見られ、21世紀に向けて突き進む、新たな時代の幕開けを担う先駆者的モデルと言えた。生産期間は1997年から2005年で、2001年にフェイスリフトを受けた。その変更点としてはアッパーフェアリングがわずかに大きく、ポジションが若干アップライトに(ハンドルを高く、ステップは低く)、EVOブレーキとパーシャリーインテグラルABSを装備したことなど。ツーリング性能が高められていた。