カワサキのスーパーバイクレーサーZXR-7のレプリカモデルとして、1989年に登場したのが、ZXR750だった。カワサキ750ccクラス初のレーサーレプリカで、北米市場向けには、ニンジャZX-7というネーミングが与えられた(タンクにNinjaロゴ)。GPX750R用の水冷直列4気筒エンジンをベースに、直打式のバルブや軽量クランクの採用などでレスポンスを向上させていた。初期型からバックトルクリミッター(K-BATL)も装備していた。90年にはバルブ大径化などを行ない、91年にはフルモデルチェンジを受け、93年モデルでは初期モデル以来、フロントカウル上部の左右にあったエアダクトがヘッドランプ下に移設されるなどの変更を受けた。1995年モデルまで生産され、96年のフルモデルチェンジで、モデル名をニンジャZX-7Rに改めた。なお、1991年からは、バリエーションモデルとして、レースベースとなるZXR750Rもラインナップされていた。