バイクのみならず鉄道車両や航空機、果ては自衛隊の潜水艦やミサイルまで製造する日本三大重工業の一角を担う巨大企業
と言っても我々に馴染みがあるのはライムグリーンのカラーを纏った数々の名車たち。
特徴的なこのカラーの由来は1960年代のアメリカ・デイトナ200マイルレース。欧米のレース界では不吉な色として避けられていたグリーンを敢えて車両に施し、”常識を破壊する挑戦者”の意思表示をしてレースに挑んだ、という逸話があります。
その後1970年代に欧米のレースで活躍。速い車両であるもののトラブルも多く、勝利かリタイアという危うさから”グリーンモンスター”と呼ばれ、カワサキ=ライムグリーンのイメージが確立されて今日に至ります。
もう一つ、カワサキの代名詞と言えるのは”男カワサキ”というキャッチフレーズ。70~80年代の原付スクーターブームの時でもスクーターを一切作らなかったからだとか、骨太でワイルドな車種が多く大型バイクがラインナップの多くを占めていたから、など諸説ありますが真意はわかりません。
そんなカワサキですが、今では時代のムーブメントを創造しているメーカーとして躍進しており、近年の250ccスポーツバイク人気は2008年発売※1 の「ニンジャ250」があったからこそ。
そして2020年には13年ぶりとなる4気筒250cc「ZX-25R」を登場させるなどこのクラスでは一歩先を進んでいるイメージです。
これらカワサキ車を扱う正規販売店の”カワサキプラザ”は外壁をブラックに塗り、店内にはシックな什器を設置、店内に漂う香りまでメーカーが指定するなど徹底したブランド戦略をとっています。国内他メーカーとは一線を画す作りとなっていますから一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
カワサキ=ニンジャのイメージが強く、現在発売中の車種でニンジャと名のつくものはなんと10機種。
代表格はスーパーチャージャー搭載で世界中をあっと驚かせた「ニンジャH2R」や、2019年鈴鹿8耐で26年ぶりにカワサキを優勝へと導いた「ZX-10RR」などの高性能リッターバイク。他にはニンジャ650やニンジャ400などのミドルクラス、250ccに関しては4気筒「ZX-25R」2気筒「ニンジャ250」単気筒「ニンジャ250SL」など用途に合わせて選べます。
絶版車の中では初代ニンジャ「GPZ900R」が発売から30年以上経った今でも人気が高く、全国にオナーズクラブが存在するなど熱狂的なファンが多い一台です。
カワサキを語る上で忘れてはいけないのが1970年代に登場したZ系のバイクたち。旧車の中でも絶大な人気を持つZ900Super4、いわゆる「Z1」や、750cc版の「Z2(正式名称750RS)」は国内外で高い評価を得て大ヒット。派生モデルとして「Z1000MK2」「Z1R」や普通免許で乗れる「Z400FX」など空冷4気筒エンジンに魅了されたライダーは数知れず。
そして現在は2017年発売のネオレトロ系ネイキッド「Z900RS」が往年のファンやZに憧れている新しいファンを中心に高い人気を得ています。
クラシカルなデザインを持つ「W800」は見た目はビンテージっぽいのですが、最新の技術で安心して乗れるいわゆるネオクラシックモデル。2021年には派生モデルとして、戦前のバイクメーカー”目黒製作所※2”の「K2」を模した「MEGURO K3」が発売されます。
ハイテク満載で高額なビッグバイクに比べると比較的オーソドックスな車両が多い250ccクラス。先のニンジャシリーズ以外ではスポーツネイキッド「Z250」、ビンテージスタイルの「エストレヤ」「250TR」、軽快なオフロード車の「KLX230」やモタード版となる「DトラッカーX」など若年層を中心に人気のある車種が揃います。
また4メーカー唯一スクーターのラインナップが無い※3 カワサキは、原付二種にはマニュアル車両しか無く、新車で乗れるのは「Z125PRO」のみ。絶版車では2ストの「KSR-2」「エリミネーター125」「Dトラッカー125」などがあります。
ご希望の条件をご指定下さい。表示する車種を絞り込めます。
グーバイク沖縄 スペシャルコンテンツ
沖縄のバイクを探す