レーシングS125は、キムコのラインナップにおいてスポーツ性の高さを際立たせたモデルとして、2016年に発売された。エンジンは排気量124.8ccの空冷4スト単気筒SOHC4バルブユニットで、日本市場では「原付2種」クラスにカテゴライズすることが可能だった。フレームワークには、連続した曲線や複雑な構造を可能としたハイドロフォーミング製法を取り入れ、路面追従性の高い車体を実現。前後ディスクブレーキ、躍動感あふれるボディデザインが、スポーツスクーターとしての個性を際立たせていた。2018年には、さらに軽快なハンドリングを加速性能の向上のため、各部の軽量化を実施した。