XVS1300Aは、2008年モデルで新登場したアメリカンクルーザー。新しく開発された排気量1,304ccのV型2気筒OHC4バルブエンジンは、冷却方式に水冷式を採用し、左右分割式1軸バランサーを搭載。フューエルインジェクションを組み合わせて、高いパフォーマンスを求めたものだった。また、水冷とはしたものの、ウォーターポンプやラジエターなどの補器類は、目立たないように配置されていた。駆動方式はベルト式、ミッションは5段リターン式、ブレーキはフロントがダブルディスク式、リアがシングルディスク式、ホイールは前後ともに16インチサイズ。車体のデザインは、オーセンティックなクルーザースタイルでまとめられていた。日本へは、ヤマハのが意外向けモデルを「逆輸入」販売していたプレストコーポレーションによって、南アフリカ向けモデルが断続的に輸入されていた（2016年モデルまで）。XVS1300Aは、チョッパースタイルのXVS1300CA（ストライカー）などの派生モデルを生み出すとともに、そのエンジンは、ボアダウン（排気量縮小）＆空冷化されて、XVS950Aやボルトなどに用いられた。
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