XT1200ZEスーパーテネレ レイドエディションがヤマハのラインナップに登場したのは、2018年のことだった。2010年に発売されたZT1200Zスーパーテネレの上級仕様として、2014年から販売されたXT1200ZEスーパーテネレのバリエーションモデルというかたち。XT1200ZEと、「E」が付いたことで得られたのは、電動調整式のサスペンションやグリップヒーターなどの電装品とキャリアなどで、アドベンチャーツアラーとしての機能を高める装備だった。そのうえで登場した「レイドエディション」は、ハイスクリーン(サイドディフレクター付き)、フォグランプ、スキッドプレート、アルミニウム製のパニアケース(容量計74L)を標準装備していた。排気量1,199ccの水冷並列2気筒エンジン、シャフトドライブ、チューレス仕様のスポークホイール、トラクションコントロールなどの車体まわりは、ベースとなったXT1200ZEスーパーテネレと同様。※海外市場向けモデル