1982年7月に発売されたCBX400Fインテグラは、前年秋に登場していたCBX400F(インボードディスクブレーキ採用)に、ハーフフェアリングを装備したバリエーションモデルだった。1980年代以降、当たり前のことになっていくバイクのフェアリング(カウル)だが、日本市場でフェアリング装備が可能になったのは、1982年7月から。まさに、解禁直後の発売であり、CBX400Fインテグラは、初のフェアリング標準装備モデルとなった。スクリーンの上端が立てられているのは、走行風をライダー上方に流すため。また、ウインカーのオートキャンセル機構も備えられた(これも日本初。だが、インボードディスクブレーキ同様、一般化せず)。直列4気筒DOHCエンジンなどの基本装備は、CBX400Fと同じ。82年10月には、大型二輪のCBX550Fインテグラも発売された。