日本市場向けには、RC390用エンジンをスケールダウンしたRC250が導入されたため目立たないが、スモールデューク同様に、RCシリーズにもRC200は設定された。125デュークと200デュークの関係と同じように、フレームなどの主要部品はRC125と共通。エンジン排気量を199.5ccまで拡大して、欧州のA1ライセンス枠(最大11kW)を超える19kW(26ps)を発揮した。なお、RC125や390の文章と重複するが、車名のRCは、レース・コンペティションの頭文字をとったもの。Ready to RaceをキャッチコピーにするKTMらしいネーミングだった。RC390などとともに、2022年モデルでフルモデルチェンジを受けた。トレリス構造のフレームは、リアが別体式になった。そのフレームやホイールなどによって、大きく軽量化されたのは、ライダーに大きな恩恵を与えた。ハンドルの高さは10ミリ調整が可能で、たとえばサーキットでは低く、自宅への帰路では高くと、使い分けもできた。※日本未発売