2015年に登場したXSR700(日本での発売は2017年11月)は、MT-07をベースにしたネオレトロスポーツ(ヤマハ風に言えば「スポーツヘリテイジ」)。そのXSR700をベースに、往年のオフロードモデルXT500(1976年)のイメージを重ねあわせた、スクランブラースタイルの派生モデルとして設定されたのが、XSR700XTributeだった(XTとトリビュートの頭文字を重ね合わせているもよう)。エンジンやフレームなどの基本構成は、XSR700と同様。主な違いは、フロントホイールを18インチ化したうえで、前後にブロックパターンのタイヤを履き、オフロードモデル風のフラットなシートや、ハンドルバーを備えたこと。他に、フロントフォークにレトロな蛇腹のカバーが付いたことなどがあった。2018年11月のEICMA(ミラノショー)で発表された。2022年モデルではLEDヘッドライトの採用や反転液晶メーターを採用した。(※2021年12月時点で日本未発表)