小排気量の125デュークから、690デュークまでの単気筒でも、990デュークなどのV型2気筒でもない、並列2気筒エンジンを搭載した新しいデュークシリーズとして誕生した、KTM 790デューク。2017年のミラノショー(EICMA)で登場し、2018年モデルからの市販が開始された。この800ccクラスの並列2気筒エンジンは、「LC8c」と呼ばれ、末尾の「c」はコンパクトを意味していた。他のデュークシリーズ同様のシャープなボディデザインは、KTMではおなじみのキスカデザインの手によるもの。軽量なシャシーをアグレッシブに走らせるために、ライダーをサポートするさまざまなエレクトリックデバイスが搭載されていた。