SYM(エス・ワイ・エム)の新世代スポーツスクーターとして、2019年に発表されたのが、DRG BTだった。DRGは、ドラゴン(龍)のこと。SYMの本拠地、台湾を含む中華圏では、歴代皇帝の象徴でもあるドラゴンながら、メイン市場の欧州におけるイメージのように、ダークな雰囲気を醸すデザインが特徴的。排気量158ccの水冷4スト単気筒エンジンは、アイドリングストップ機構も備えていた。この環境性能も高いエンジンユニットを搭載するシャシーのリアサスペンションは、センターマウントのプリロード調整機構付きショックアブソーバ。車重の前後配分は、50:50を実現していた。灯火類は全てLEDで、USBポートも装備した。