2015年3月に発売されたボルトCスペックは、ボルトのプラットフォームをベースに、よりスポーティな走行が楽しめるライディングポジションへの変更(ハンドルとシート形状、フットレスト位置変更)、クラシカルなイメージのフロントフォークブーツ採用、メーターとウインカー位置の変更、リザーブタンク付きリアサスペンション装備(ボルトRスペックベースでサスペンション全長を変更)などを施したモデルだった。Cスペックの「C」は、できあがったスタイルから想像する通り、「カフェレーサー」の頭文字。「ベースを同じくしながら、バリエーションモデルを拡大する」というヤマハの方針のもとに生み出されたCスペックだったが、ボルト・シリーズが2017年モデル以降も継続されたのに対し、Cスペックは平成28年規制をクリアすることなく、短命に終わった。