ヤマハ・XT250は、4スト250ccエンジン搭載のオフロードトレールとして、1980年4月に発売された。4ストのオフロードバイクとしては、ホンダからXL250(1975年)やXL250S(1978年)が発売されていたが、XT250はモノクロスサスペンションを装備するなど(XL250Sは2本サス)、一歩進んだ装備で、高い走破性と軽快なハンドリングを得ていた。タコメーターも標準装備。この後、オフロードバイクはシンプルな1眼メーターが増えていくが、当時はスピードとタコの2眼メーターも珍しくなかった。