モンスター821ステルスは、2019年モデルの新型モデル。マイナーチェンジ後のモンスター821(2018年-)に対する少しだけ上級な仕様になっているのが特徴。マイナーチェンジ前のモンスター821(2015-17年)における「ストライプ」と同じポジションで、ストライプ同様に、フロントフォークがフルアジャスタブルタイプ(プリロードも減衰力も調整可能)になっており、小さなビキニカウルがヘッドライト上に鎮座していた。この2点に加えて、モンスター821ステルスにおいては、同年式のベースモデルではオプション設定だったクイックシフター(DQS)が標準装備されていた。シフトチェンジ(アップ/ダウン)にクラッチ操作が不要になるDQSは、普段使いからロングツーリングまで、あらゆるライディングシーンでライダーの負担を低減する装備だった。821ccのテスタストレッタ11°エンジンはじめ、フレーム、ヘッドライト、シフトポジションも表示するTFTカラー液晶のメーター、ABSやトラクションコントロールなどの電子制御システムなどは、同年式のモンスター821と共通。