RC125とRC390でスタートしたKTMの小排気量フルカウルスポーツラインに投入されたRC250は、250ccクラスが意味を持つ日本市場を強く意識して設定されたものだった。公開されたのは、2015年3月の東京モーターサイクルショー。その後、市販された。248.8ccの排気量に設定されたエンジンは、RC390用の水冷単気筒ユニットをスケールダウンしたもので、31psを9,000回転時に発生していた。なお、スモールデューク同様に、RCシリーズにもRC200が設定されていたが、デューク同様に、日本ではRC250がラインナップされた。なお、わざわざ日本の軽二輪クラスのために用意されたRC250だが、RC125は欧州のA1ライセンスを、RC390はA2ライセンスをターゲットにしていたモデルなので、市場に合わせて用意するという点では特別なことではない。