北米市場でロンググセラーを続けているKLR650は、650ccの単気筒エンジンを搭載したビッグオフロードモデル。2008年には、13年ぶりのモデルチェンジを慣行。ツアラー的なルックスとなった外装はすべて新作で、足まわりはオンロード性能を高めるべく、全パーツが刷新された(ブレーキディスクはペタル型)。エンジンはカムやピストン、ポート形状などが変更され、オルタネーター(発電機)も出力を高めていた。それから13年、2021年にもフルモデルチェンジを受けた。このタイミングで、燃料噴射はキャブレターからフーエルインジェクションに換装された。このことで、冷間時の始動性や標高の高い場所での扱いやすさも向上。ヘッドライトはLED化された。また、アクセサリーパーツをあらかじめ装備したバリエーションモデルとして、「アドベンチャー」と「トラベラー」も設定された。※日本市場未発売