AT125は、日本のトレールバイクの礎を築きあげた名車DT-1の流れを汲むマシンだ。DT-1をスケールダウンさせたAT-1の後継車がAT125 で、ヤマハトレールバイクのスタンダードデザインが、このモデルにもしっかりと表れている。低価格で維持費もそれほどかからないため、トレールの入門マシンとして北米で人気を博した。DT-1が進化した同世代のDT250の弟分とはいえ、エンジンはDT250と同じく、7ポート式ピストン・リードバルブを採用。最高出力13ps/7000rpmを発揮した。なお、AT125の「A」とは125ccクラスを表しており、Aから始まるマシンは125ccクラス、DT-1などの「D」がつくモデルは250ccを示していた。