ヒンクレー時代のモダンクラシックとして、2001年からラインナップされていたボンネビルが、2009年のモデルチェンジによって、前後17インチのキャストホイールを履くエントリーモデルとして再設定されたのを機に登場したのが、ボンネビルSEだった。なので、発売は2009年、立ち位置は、ボンネビルの上級仕様(よりクラシックなルックスのハイスペックモデル)ということになっていた。この時代のボンネビルには「T100」もラインナップされており、フロント19インチ(リア17インチ)のスポークホイールは、ボンネビルT100のもの。ボンネビルSEは、ベースモデル同様に17インチのキャストホイールを履きながら、(T100同様に)タコメーターを備え、クロムメッキされたエンブレムや梨地仕上げのアルミエンジンカバーなどが採用されたモデルだった。864ccの空冷並列2気筒エンジン(360度クランク)にフューエルインジェクションを組み合わせたところや、5速ミッション、フレーム、ブレーキなどの基本構成は、同時代のボンネビルと同じだった。