1985年に登場したレブル(REBEL)は、233ccの空冷4スト並列2気筒エンジンを搭載したアメリカンカスタムスタイルのクルーザーだった。ボアストロークがスクエア(共に53ミリ)で、中低速からフラットなトルク特性を持つ扱いやすさと、コンパクトな車体サイズ(シート高も低く660ミリ)で人気を集め、1990年代の終わりごろまで販売された。85年の登場時には、同時にスペシャルカラーモデルが設定され、86年のマイナーチェンジでは出力と燃費を向上、88年にはフラットバーハンドル仕様が設定され、94年モデルでマフラーが2本出しスタイルになるなどの変更を受けたが、モデルチェンジらしいモデルチェンジはなく、登場時のスタイルを維持したままモデルヒストリーに幕を下ろした。なお、レブルモデル末期の94年には、V型エンジンを搭載したVツインマグナが発売され、以降、2007年モデルでの生産終了までホンダの軽二輪(250cc)アメリカンは、Vツインマグナが中心となっていった。レブルの生産終了から約20年後、「レブル」の車名がホンダのラインナップに戻ってきた。2017年モデルとして新登場したレブルは、250ccモデルとともに500ccモデルをラインナップし、モデル名はそれぞれ「レブル250」と「レブル500」となっていた。バイクブロスでは、ホンダの車名設定にならい、1985年登場のレブルと、2017年登場のレブル250を、別のモデルとした。