CRF250L(2012年-)をベースにしたスーパーモタードスタイルのモデルとして、2013年に発売されたのが、CRF250Mだった。車名末尾のMは、もちろん「Motard」の頭文字。前後タイヤに17インチのオンロードタイヤを履かせ、ブレーキの強化(ディスクの大型化)やサスペンションセッティングを変更するなど、スーパーモタードとしての「文法」が守られていた。林道などでのオフロード走行を実際には行わないオフロードバイクユーザーもいることや、タイヤを小径化することで、身長により乗車をあきらめるユーザーへの選択肢とするなど、競技スタイルとしてのスーパーモタードとは違う場面でも、スーパーモタードのニーズが存在していた。