2001年に登場したモンスターS4は、排気量916ccの水冷Lツイン4バルブエンジンを搭載した、ハイパワーモデル。水冷、916ccというところから分かるように、このパワーユニットは、スーパーバイク916系。ツーリングモデルのST4(1997年-)に用いられたのち、そのフレームと共に、モンスターS4の心臓部となった。なお、モンスターS4は、シリーズ初の水冷エンジン搭載車。スーパーバイク用エンジンを搭載したことによって、運動性能は大きく向上したが、それに合わせて前後のサスペンションはフルアジャスタブル(プリロードと減衰力が調整可能)タイプになり、ブレーキはブレンボ製、ホイールはマルケジーニ製が奢られた。2003年モデルまで販売され、翌年には後継車のモンスターS4Rが登場した。