ヤマハスポーツRD50は、1974年に発売された原付1種のロードスポーツモデル。RD50の登場によって、ヤマハ2ストロークスポーツの代名詞である「RD」が、50ccクラスにまで広がったことになった。最高出力6.3psを発生する排気量49ccの空冷2ストロークエンジンをダブルクレードルフレームに搭載。5段リターン式ミッションが組み合わされていた。フロントブレーキは油圧式ディスク。スポーティなロングシートやタコメーター(エンジン回転計)の装備など、RDの名に恥じない本格スポーツの風格たっぷりだった。1977年にヘッドライト光量アップ、1978年にはキャストホイールを採用した「RD50SP」を追加設定。1980年には、点火方式にCDI(コンデンザーディスチャージイグニション)を採用するなどの変更を受けた。後継モデルは、1981年発売で、水冷エンジン+6速ミッションのRZ50。