1960年代のレーシングマシンをおもわせる伝統的なスタイルを持つ単気筒ロードスポーツバイクとして、1983年12月に登場したGB250クラブマン。搭載される空冷4ストローク単気筒エンジンは、燃焼に理想的とされた半球型の燃焼室を持つRFVCシステムを採用し、4本のバルブを放射状に配し、高回転化に強いツインカム(DOHC)で駆動していた。1987年のマイナーチェンジでは、2本出しマフラーから1本に変更されるなど、数次のマイナーチェンジを受けながら、1997年1月発売のモデルまで生産が続けられた。1989年のチェンジでタンク形状などが大きく変わってからは、とくに女性人気が高くなっていった印象だ。