CUV ES(シーユーブイ・イーエス)は、1994年3月に発売された電動スクーター。発売とはいっても、一般に市販されたわけではなく、200台ほどが、地方自治体や官公庁向けにリース販売されたものだった。CUV ESのネーミングは、クリーン・アーバン・ヴィークル・エレクトリック・スクーターの頭文字をとったもので、その名の通り、都市部での移動手段として用いることを目的とした、排気ガスを出さないクリーンな電気で動くスクーター。50ccエンジン車と同じ「原付1種」のため、モーターの定格出力は0.58kWで、通常のスクーター同様にVベルト式の無段変速機を採用。動力用のニッカド電池はフロアステップ下に格納され、フル充電で61kmの走行が可能だった(30km/h定地走行時)。なお、メットインスペースも装備。