バイクに詳しくなくても”ハーレー”の名を聞いたことがある人は多いでしょう。バイクに乗るんじゃなくてハーレーに乗りたい。そんなライダーも多数存在する魅力あふれるブランドです。
ハーレーダビッドソンの社名は創業者の”ウィリアム・S・ハーレー”、”アーサー・ダビッドソン”とその兄”ウォルター・ダビッドソン”の3名から名付けられました。1903年に409cc単気筒車を発売、1907年には株式会社としてスタートし、1909年にはハーレーの代名詞ともいえる空冷Vツインエンジンが完成します。この時の排気量は810ccでしかも現行車両と同じベルトドライブ駆動方式を採用していました。ハーレーの原型は100年前にはすでに完成していたということです。
ハーレーが唯一無二の存在である理由の一つは、その特徴的なエンジンでしょう。
現行車両では一部車種に水冷エンジンが採用※1 されていますが、ハーレーといえば空冷・OHVで挟角45度のVツインエンジン。これは80年以上前から変わることなく現在まで踏襲されています。また、アイドリング音は三拍子とも言われ、”ドドドッ、ドドドッ”と味わいあるサウンドを奏で、走り出せば駿馬のごとくダッダッダッ…と後輪が車体を前へ前へと押し進めるのです。
また、エンジンは年代によって呼び名決まっており分類することができます。
有名どころでは1936-1947年の”ナックルヘッド”、1948-1965のパンヘッド、1966-1983年のショベルヘッド、1984-1998年の”エボリューション”、1999-2016年の”ツインカム88”、そして現行の”ミルウォーキーエイト”です。
それぞれのエンジンに独特の味わいがあり、好みのエンジンを探すのも楽しみ方の一つ。
俳優、ミュージシャン、お笑い芸人など芸能界でも男女問わずハーレーファンは多く、TV番組やYouTubeなどでタレントさん達のハーレーライフを見ることもできます。映画ではターミネーター2で活躍した「FLSTFファットボーイ」が有名で、その後人気モデルとなり2020年には30周年記念モデルが発売されました。
ハーレーは車両のカテゴリーをファミリーと呼んで分類し、2020年現在では「スポーツスター」「ソフテイル」「ツーリング」「ストリート」「CVO」「トライク」の6ファミリーがあります。
日本では通称パパサンと呼ばれる「XL883」シリーズや上位モデルの「XL1200」シリーズでお馴染みのスポーツスターファミリー。2011年登場の「フォーティーエイト」はファットタイヤにローハンドル装備でカスタム色の強い一台です。
ソフテイルファミリーでは、伝統的なカスタムスタイルで多くのファンを魅了する「FXLRローライダー」や代表格の「ファットボーイ」が人気です。他にも重厚な装備の「ヘリテイジクラシック」やチョッパースタイルの「ストリートボブ」など全11種のバリエーションを誇るハーレー最大のファミリーです。
リアの左右に取り付けられたサドルバッグや大きなスクリーンとフェアリング。オーディオシステムにシートヒーターなどロングツーリングを快適にする装備が満載のツーリングファミリー。小ぶりのスクリーンでバガースタイル※2 を意識した「ストリートグライド」や、1960年代のFLHスタイルを意識したクラシックスタイルの「ロードキング」など、これぞ”ハーレー”といった王道スタイルが目白押しです。
CVOファミリーのCVOは”カスタム・ビークル・オペレーション”の略で、熟練の職人により様々なカスタムパーツが組み込まれ、スペシャルペイントの外装を持つプレミアムなハーレーです。その分価格も高めですが、至高の一台となること請け合い。
2015年に登場した水冷SOHC4バルブ750ccエンジン搭載のスモールハーレー「ストリート750」とエンジン出力が高められたスポーツバージョン「ストリートロッド」の2機種がストリートファミリー。普通免許で運転が可能な3輪のトライクファミリーには「トライグライドウルトラ」「フリーウィーラー」の2機種が用意されています。
100年以上の歴史あるメーカーだけあって、古い車両にも名車と呼ばれるものがあります。中でも1977年「FXSローライダー」はハーレーダビッドソンの最高名誉スタイリング責任者兼ブランドアンバサダーのウイリー・G氏※3 が生み出した最高傑作の一つに数えられ、中古市場でもプレミアムな価格が付くことが多い伝説の一台となっています。
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