MT-09ストリートラリーは、MT-09(欧州では2013年発売)の派生モデルとして、欧州市場で販売された。MT-09は「ネイキッドとスーパーモタードの異種混合」(発表時の広報資料より)というキャラクターで登場しており、その「スーパーモタード」の部分を強調したのが、「ストリートラリー」だった。外観上は、左右のハンドルを端から端まで覆うかたちのガードや、タンクシュラウド風の外装、ヘッドライト下の小さなアップフェンダーのようなパーツが特徴となっているが、スーパーモタードらしさを感じさせるのは、MT-09よりもフラットな形状になった、オフロードバイクのようなシートだった。排気量846ccの並列3気筒エンジンはじめ、車体まわりはMT-09同様。※日本未発売(2013年秋の東京モーターショーには展示された)