トップエンドのスーパーバイク・シリーズ(パニガーレ)が4気筒エンジンを搭載するようになったあとも、ドゥカティ伝統の2気筒(L型からV型になったけれども)を採用してきたパニガーレV2に、ファイナルエディション(FE)が登場した。パニガーレV2が搭載してきた、ビッグボア×ショートストローク型のエンジンは、「スーパークアドロ」と呼称されてきたが、このFEにも、その名称が捧げられ、パニガーレV2スーパークアドロ・ファイナル・エディションとなった。専用の特別カラーとして採用された、白×赤×黒のカラーリングで彩られた車体の側面、スーパークアドロが収まる部分には、その輪郭が描かれていた。特別モデルらしく、前後サスにはオーリンズ、ブレーキにはブレンボ製のモノブロックキャリパーが採用されていた。シングルシートはFE専用で、トリプルクランプには限定555台のうちの何台目かを表すシリアルナンバーも刻まれていた。真正証明書と専用のバイクカバーも付属して、2024年10月に発売される予定だった。