2013年に水冷エンジンを搭載して一新されたハイパーモタード・シリーズに設定された上級仕様が、ハイパーモタードSPだった。テスタストレッタ11°の水冷Lツインデスモドローミック4バルブ821ccエンジンや、ライドバイワイヤ、ABS、トラクションコントロール搭載などの基本構成は、同年式のハイパーモタードと同様ながら、1199パニガーレ譲りのマルゾッキ製φ50mm倒立フォーク、オーリンズ製のリアショック、マルケジーニ製の鍛造アルミホイールの採用など、足回りを中心としたパーツのグレードがアップされていた。また、車高も20mmアップされ、許容バンク角はスタンダードモデル比2.5°増しの47.5°に設定された。サスペンションのストローク量もアップ。なお、このページでは、分かりやすさのために、排気量数値をカッコ内に表して、ハイパーモタード(821)SPとした。