RSV4 1100ファクトリーは、RSV4をベースに、排気量を1,078ccに拡大したV型4気筒エンジンを搭載。最高出力は217HPを発生。リチウムイオンバッテリーの採用などで、車両重量は199kgに抑えられていた。フロントカウルには、MotoGPマシン(当時)のようなブリスターカウルが設けられ(ウイングレットともいった)、ダウンフォースを発生させる翼断面によって、ブレーキングでのフロントタイヤの安定性や加速時の浮き上がり抑制に効果を発揮した。また、アプリリアは他のメーカーに先駆けて、さまざまな電子制御によって車体をコントロールし、ライダーをサポートしてきたが、トップエンドモデルのRSV4 1100ファクトリーでもそれは同じ。2020年モデルでは、セミアクティブサスペンションも追加装備した。