XL250は、昭和50年(1975年)5月に発売された「オン/オフ両用の二輪車」(当時の発表資料より)だった。同時に、XL125も登場している。前身モデルは、ドリームSL250S(1972年)で、このSL250Sが、そもそも北米などではXL250として販売されており、そのマイナーチェンジを機に、日本での名称もXL250に改められた、というかたちでの新登場だった。排気量248ccの空冷4スト単気筒OHCエンジンをセミダブルクレードルフレームに搭載し、キック始動、5段リターン式ミッション、前後リーディングトレーリング式のドラムブレーキが組み合わされていた。ホイール径は、フロント21インチ、リア18インチで、左右のバックミラーを標準装備、両面キーを採用した。1978年には、後継モデルとしてXL250Sが登場した。