2009年新型モデルとして、2008年11月に発売されたシャドウカスタム400は、2000年からラインナップされていたシャドウスラッシャーを継承するかたちで登場した(公式リリース上では連続性はうたわれていない)。スティード、シャドウと受け継いできた水冷VツインOHC3バルブエンジン(バンク角52°・ツインプラグ)にはフューエルインジェクションを新採用し、平成19年排出ガス規制をクリアしていた。フロントの短いフェンダーやガンファイターシートなどはシャドウスラッシャーとのつながりを思わせるもので、フロントホイールは、2インチアップの21インチになり、チェーン駆動にかえて、アメリカンクルーザーらしいシャフト駆動方式が採用されていた。初出の2009年モデルから仕様変更されることなく生産され、新しい排出ガス規制への適合を前にラインナップから姿を消した。なお、シャドウカスタム400の登場と同時に、シャドウクラシック400も設定された。こちらは、ホンダからのリリース情報にも「シャドウ400をシャドウクラシック400としてフルモデルチェンジ」とあり、連続性が明確にされていた。