ストリートファイターV4SPは、2022年の新型モデルとして、ドゥカティ・ストリートファイター・シリーズに追加された。2020年にリスタートしていたシリーズの最上位モデルにあたり、それまでの上位モデルストリートファイターV4Sを上回る運動性能が与えられていた。排気量1,103ccのデスモセディチ・ストラダーレは、ユーロ5に適合した2021年モデルのV4S用と同じ153kWを13,000回転時に発生させたが、クラッチは、湿式ではなく乾式を採用していた。シートは2人乗り(ビポスト)のV4Sに対し、モノポスト(1人乗り)仕様で、カーボン製ホイール、カーボン製のフロントフェンダーやクラッチカバー、リチウムイオンバッテリーの採用などによって、V4S比で3kgの軽量化も実現していた。6軸IMU(慣性測定ユニット)を搭載し、オーリンズ製の電子制御サスはじめ、さまざまなエレクトロニクス装備を制御していた。