ドゥカティスクランブラー・1100トリビュートPROは、同シリーズの2022年新型モデルとして、2021年10月に発表された。このモデルが Tribute、賛辞を送っているのは、ドゥカティの空冷2気筒エンジンが登場した1971年から50年目を迎えたこと。タンクには、この当時に使っていたDUCATIロゴ(インダストリアルデザインのビッグネーム、ジウジアーロの作品)があしらわれていた。なお、2021年時点で、空冷エンジンを搭載していたドゥカティは、スクランブラーシリーズのみだったので、トリビュートモデルはスクランブラーに設定されるのが必然だった。排気量1,079ccの空冷L型2気筒エンジンには、3種のライディングモードが設定され、モードによって、出力とトラクションコントロールの介入レベルが切りかえられていた。伝統的なイエローのカラーリングに組み合わされたのはブラウンカラーのシートと、ブラックのスポークホイール。旋回時のブレーキングにも対応するコーナリングABSを搭載した。