2012年まで、1,078ccと803ccの2タイプの空冷エンジンでラインナップされていたハイパーモタード・シリーズが、2013年から821ccの水冷Lツイン4バルブエンジン搭載モデルに一本化された。2013年モデルのハイパーモタード・シリーズは、スタンダードモデルとしての「ハイパーモタード」と、上級仕様の「ハイパーモタードSP」、ツーリング仕様として新たに設定された「ハイパーストラーダ」の3モデル構成となり、排気量が同一なことから、正式な名称から数字がなくなった。コンパクトなシリンダーヘッドを意味する「テスタストレッタ」11°(イレブンディグリー)エンジンが水冷だっただけでなく、このモデルから、スロットル操作が電気信号で伝達されるライドバイワイヤ(RbW)を採用。「スポーツ」「アーバン」「ツーリング」の3種からライディングモードを選ぶことが可能となり、ABSやトラクションコントロールを備えるなど、電子制御化が進められたことも大きな違い。また、特徴的だったハンドガードと一体化したバックミラーは廃止され、スタンダードな触角(?)タイプになった。なお、このページでは、分かりやすさのために、排気量数値をカッコ内に表して、ハイパーモタード(821)とした。