1999年に発売された、BMW・R1200Cアヴァンギャルドは、R1200C(1997年-)から生まれた派生モデルだった。排気量1,169.6ccの水平対向2気筒エンジンやフレーム、テレレバー&モノレバーの足回りなどは、R1200Cと共通ながら、外観の変更や、ローハンドルの採用などで、既存のR1200Cとは異なるモデルとしての個性が与えられていた。エンジンブロックやシャフト式のドライブユニットがグラファイトにペイントされてるのは、機械部分の存在感を控えめにして、まるで高級な4ドアセダンのような、落ち着いた雰囲気を持たせるためだった。ホイールサイズは、フロント18インチ/リア15インチで、R1200Cと同じ。※BMWのクルーザーモデルは、R12000C・シリーズのみで、2000年代中頃までにラインナップから姿を消したが、2020年に、ヘリテイジスタイルのクルーザーとして、R18が登場した。