欧州でのZZR1400は、北米市場ではニンジャZX-14として販売された。これは、ZZR1100がZX-11と呼ばれていたことと同じ。2006年に登場し、ニンジャZX-12Rの実質的な後継モデルで、ZX-12Rと、ツアラーのZZR1200をフュージョンさせて、双方の特性を併せ持つ新しい旗艦モデルだった。搭載されたエンジンは、新設計の排気量1,352cc水冷4気筒ユニット。ZX-11と同じようにラムエア加圧システムも搭載され、ラムエア併用で200psの最高出力を9,500回転時に発生させた。ZZR1400がダブルシート仕様だったのに対し、北米向けのニンジャZX-14は、シングルシートカウルを標準装備した。ZZR1400が2012年にフルモデルチェンジされたのを機に、北米仕様モデルの名称はニンジャZX-14Rとなった。バイクブロスでは、この名称変更に伴い、ZX-14Rを別車種とした。