シンプルで、「これぞモーターサイクル」ともいうべきスタイルのレジェンド150は、タイのGPXが生産するモデル。2021年の新型車として登場した。正式なモデル名は、レジェンド150Fiで、末尾のFiはフューエルインジェクション(電子式燃料噴射装置)を採用したことを表していた。つまり、前身のレジェンド150Sまではキャブレター(気化器)を採用していたことになる。車体のデザインもレジェンド150Sから少し変わり、シートは二人乗り向きのものとなり、フロントフォークは倒立式に、ヘッドライトはLED化され、メーターはフルデジタル表示になった。排気量149ccの空冷4スト単気筒エンジン、6速ミッション、フロントディスクブレーキ(リアはドラム式)を採用。この基本構成はキャブレター時代のモデルから変わらなかった。