CRF110Fは、2019年2月に発売されたオフロード走行専用モデル(日本国内初導入。海外では以前から販売されていた)。ホンダのオフロード専用モデルは、ボトムエンドにCRF50Fがラインナップされ、2018年の段階では、その上はCRF125Fという状況になっていた。この2車の間が空白を埋めるかたちで、CRF50Fからのステップアップ、CRF125Fへのつなぎ役として、CRF110Fが設定されたことになる。搭載されたエンジンは、スーパーカブ110用をベースにした空冷4スト単気筒で、組み合わされるのも、自動遠心クラッチの4段ミッション。カブ用横型エンジンを搭載したCRFシリーズとしては、CRF70F以来の登場で、CRF70Fと同じフロント14インチ、リア12インチのコンパクトなホイールを採用。このサイズだけをとっても、前後10インチのCRF50Fと、前19/後16インチのCRF125Fとの間に位置することが分かった。※公道走行、ナンバー取得不可。