CBR250R(MC41)が2014年4月にマイナーチェンジした後、同年8月に発売されたのが、CB250F(MC43)だった。フルカウルスポーツ CBR250Rのネイキッドバージョンという位置付けで、エンジンやフレームなどの基本構成は同じながら、「ストリートファイター」スタイルで力強く俊敏なイメージを持たせていた。CB250F専用の装備としては、ネイキッドらしいバーハンドルを採していたこと。また、メーターの形状もCBR250Rとは異なっており、トリップメーターがAB切り替えのツイントリップになっていたのはCB250Fのほうだった。なお、発売は2014年8月ながら、モデルイヤーは2015年だった。ABSの有無で2タイプが発売された。その後はカラーチェンジと2016年モデル(15年12月発売)にスペシャルエディションが設定されたことのみ。2017年2月のカラーチェンジを最後に、CBR250R(MC41)同様、モデルヒストリーに幕を下ろした。なお、「CB250」のネイキッドモデルとしては、2017年秋のミラノショー(EICMA)で発表されたCB300Rが、日本向けにCB250Rとして(2018年に)登場することがアナウンスされていた。