スクランブラー1100ダークプロは、2021年の新型モデルとして、前年の11月に発表された。ドゥカティにおける「ダーク」バリエーションは、そのモデルにおけるエントリークラスにあたるのが常で、スクランブラー1100ダークプロも、スクランブラー1100のエントリーモデルというポジションだった。とはいえ、排気量1,079ccの空冷L型2気筒エンジン(ユーロ5準拠)をはじめとした車体構成は、スクランブラー1100プロと同様。コーナリングABSやトラクションコントロール、3種から選択可能なライディングモードなども同じだった。外観上の差異は「ダークステルス」カラーと各部の仕上げ色ぐらい。バックミラーの形状が円形だったことで「1100ダークプロ」と知れた。