CRF450Lは、モトクロスレーサーのCRF450Rをベースにした公道走行可能モデルとして、2018年5月に欧州および米国で発表された(設定は2019年モデルとして)。基本構成はモトクロッサーそのままながら、ユーロ4に適合し、CRF450Rでは5速だったミッションは、6速化され、エンジンにはノイズ軽減のためのカバーが取付られていた。CRF450Rとの違いとしては、リアタイヤが18インチであったこと(Rは19インチ)で、ではCRF450RベースのエンデュロレーサーCRF450RXと同じかというと、CRF450Lが120/80-18なのに対し、RXは120/90-18と、やはりサイズ違いだった(タイヤそのものが公道用であるのは当然ながら)。燃料タンク容量も、Rから1.3リッター増えた7.6リッターだった。ヘッドライト含め必要な灯火類はLED。ユーロ4適合ということで日本国内への導入も期待され、発表の段階では未定だったが、同年8月に、9月からの国内仕様の販売が発表された(シート高が45ミリ低くなっていた)。※モデルチェンジどころかカラーチェンジを受けることもなく、国内販売は終了した。