ハイパーモタード939が登場した2016年に発売されたのが、「ハイパーモタード939のツーリング特化モデル」としてのハイパーストラーダ939だった。前身のハイパーストラーダ(821)と関係性は同じで、大型のスクリーン、パニアケース、センタースタンド、電源ソケット(2カ所)などの装備、低く設定されたシート高(810mm)などの構成も同様だった。また、低められたシート高に対し、ハンドルバーの位置はハイパーモタード939よりも20mmアップされており、よりアップライトなポジションでゆったりと乗ることができるようになっていた。ハイパーモタード939は、2017年以降も継続され、2019年からはハイパーモタード950に進化したが、ハイパーストラーダ939は、2016年モデル限りの設定になった。