ロー&ロングのクルーザースタイルで登場したディアベルに、クルーザーモデルにとって定番ともいえる「ツーリング仕様モデル」が設定された。それが2013年に登場したディアベルストラーダ。イタリア語で道路を意味する「Strada」をモデル名に、ウインドスクリーン、パニアケース(41リッター/防水インナーバッグ付き)、グリップヒーター、2か所の電源ソケット(そのためジェネレーターは強化型に)などを備えていた。ハンドルバー位置は、15ミリ高く、ライダー側に60ミリ近づけられ、よりアップライトなライディングポジションを取ることが可能になり、前後のシートも広くて座り心地のいいものになっていた(バックレストも装備)。なお、他社では、ツアラー仕様はエンジン出力なども少し控えめ、ということもあるが、ディアベルストラーダは他の同年式ディアベルとまったく同じ。スーパースポーツ顔負けのライディングプレジャーを持つツーリングクルーザーだった。