ヒルツ125は、他のモデルよりもハイライズのブレース付きハンドルバーを備えたモデル。アップライトな姿勢のライダーが座るシートは、ブラウンカラーのタックロールタイプ。このシートは、職人による手縫いだった。搭載するエンジンは、同社の他の125ccモデルと共通の空冷単気筒で、やはり共有するクレードルフレームが組み合わされていた。このルックスでありながら、燃料供給はインジェクション、そしてブレーキは前後連動式(コンバインドブレーキ)。ミッションは5段リターン式を採用した。MUTT MOTORCYCLES(マットモーターサイクルズ)は、英国のカスタムビルダーによって立ち上げられたバイクメーカー。ミックス犬(雑種犬)を意味する「MUTT」をブランドネームに用いたのは、ざまざまなメーカーからパーツを調達して、高価になりすぎないようにする、という方針から。