ハイパーモタード950RVEは、2021年モデルから、ハイパーモタード950ファミリーに加わったバリエーションモデル(発表は2020年6月)。排気量937ccの水冷Lツインエンジン(テスタストレッタ11°)やリアもトラス形状になったフレームなどの基本構成は、ファミリー共通。水転写デカールによるグラフィックが特徴的だった。このグラフィックは、2019年のコンコルソ・デ・エレガンツァ・ヴィラ・デ・エステ(イタリアのコモ湖畔で行われるバイクやクルマの美しさを競うコンクール)に出展されたコンセプトモデルがベースになっていた。6軸慣性測定ユニットを搭載し、その制御のもとで、コーナリングABS、トラクションコントロール、ウイリーコントロール、クイックシフト(アップ/ダウン)などを装備した。クイックシフターが標準搭載というところでは、ハイパーモタード950SPと同様だが、サスペンションの仕様はスタンダードモデル同様で、シート高もSPより低い870ミリ設定だった。イタリア本国では、2020年7月に発売された。※2020年6月現在、日本での発売に関するアナウンスはない(追記:日本での発売日が2020年10月2日に決定した)