1974年(昭和49年)12月に発売されたドリームCB500Tは、並列2気筒エンジンを搭載したCB-T(ツイン)シリーズの最高峰モデルだった。排気量498ccの空冷4スト並列2気筒エンジンは、同時代のCB550フォア(4気筒)がOHCだったのに対し、DOHCのカム駆動方式を採用。2気筒の最高峰らしいハイメカニズムを搭載していた。このエンジンは、ミッションがニュートラルに入っているとき、またはクラッチが切れた状態のときのみ作動するセーフティスターターを採用していた。メインキーは使いやすい両面キーで、乗車姿勢のまま操作可能なハンドルロック兼用。フレームはセミダブルクレードル、5速ミッション、フロントディスクブレーキ、オドメーター&トリップメーター、タコメーターを装備していた。