BMW・R18クラシックは、2020年10月に発表されたクルーザーモデル。この年の4月に登場していたR18の派生モデルで、その「ロングツーリング仕様」。ベースモデルのR18では19インチだったフロントホイールは、16インチサイズに小径化され、大きなフロントスクリーン、サイドバッグ(サドルバッグ)、追加のLEDヘッドライトを装備し、R18ではシングルシートが標準だったものの、R18クラシックでは、大きなパッセンジャー用も確保されたダブルシートが採用されていた。存在感たっぷりの空水冷式の水平対向2気筒OHV4バルブエンジン(1,802cc)をスチールチューブのダブルクレードルフレームに搭載するところや、3種類から選択可能なライディングモード(Rain/Roll/Rock)、ASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)、MSR(エンジンドラッグ・トルク・コントロール)、ABSを標準装備したことなど、基本仕様は同じ。但し、サドルバッグに干渉しないように、排気管のデザインは、R18クラシックのオリジナルだった。なお、R18同様に、R18のモチーフになったR5(1936年)のようなペイントとクロムパーツが組み合わされた「ファースト・エディション」も設定された。2020年10月の発表時点では、日本導入に関する情報はなかったが、2021年3月から注文受付が始まった。