2014年に発売されたXTZ150Sクロッサー(クロッサー150S)は、ブラジル市場に投入されたオンオフモデル。前年発売のYS150フェーザーに続いて、伸張が見込まれるブラジルの150ccクラスに投入された。コンセプトは、パワフル&コンフォートとされていたように、シートの座面は広く、一般的なオフロードモデルとは全くことなる形状となっており、149ccの空冷単気筒エンジンにはフューエルインジェクションが組み合わされ、ブラジルでは珍しくない、ガソリンとエタノールの混合燃料にも対応していた。なお、正式な車名はXTZ150Sクロッサー BlueFlex(ブルーフレックス)となっていた。これは、エタノール混合燃料に対応したモデルを、特に「ブルーフレックス」と呼称していたため。