ドリームCB350セニアは、1971年6月に発売された(当時の)スーパースポーツモデル。セニア(上級)という名称が与えられたように、すでに販売されていたCB350エクスポートの上位モデルにあたっていた。最も大きな特徴は、フロントブレーキにディスクブレーキが採用されていたこと。登場した昭和40年代半ばの段階では、ディスクブレーキは大型モデル向けの装備とされていた。排気量325cc空冷4スト並列2気筒OHCエンジンをセミダブルクレードルフレームに搭載し、5段リターン式のミッション、テレスコピックフォーク、前後18インチのホイールが組み合わされていた。ヘルメットホルダー、キルスイッチを備えた。1972年にマイナーチェンジし、排気音などを低減した。それに伴って、最高出力も36psから32psに引き下げられた。