スーパーフリーF50は、1969年に発売されたスズキのビジネスバイク。アンダーボーンフレームのビジネスバイクとしては、すでにスーパーカブというビッグネームが存在しており、スズキは、セルペット、U50を競合モデルとして送り出してきていた。そこに続いたのがスーパーフリーF50で、その後、スズキはバーディー・シリーズ(1973年-)を展開することになった。ロングセラーになったバーディ登場までの過渡的なモデル、ベースを形作ったモデルが、スーパーフリーだったことになる。初めから4ストだったスーパーカブとは異なり、スーパーフリーF50は、排気量49ccの空冷2スト単気筒エンジンを搭載。4.5psの最高出力を、7,000回転/分時に発生していた。2ストオイルは別タンク式の分離給油で、3段ミッションを装備した。スーパーカブとは異なり、フロントウインカーはレッグシールド上に配置された。